41歳のとき、自分はチョコザップの個室で、薄いピンク色の蛍光ペンを片手に、自分の脛にラインを引いていました。
光脱毛のセルフ施術で、打ち残しを防ぐためです。先週施術したはずの足に、毛が虎の模様で生えてきていました。光が当たった部分は遅れて生えてくる。光が当たらなかった部分は、いつも通りに生える。結果、足の表面はシマシマでした。
A型の几帳面な性格は、これを許せない。次回からは絶対に打ち残しをなくすために、施術前に皮膚にグリッドを引くことにしました。所要時間、施術込みで毎回1時間以上。これを10か月続けて、自分は気づきます。
「これ、終わりがないんじゃないか?」
光脱毛は、確かに毛の成長を遅らせます。1週間後の足を見れば、それは事実として確認できる。でも、それだけです。続けても続けても、毛は完全には消えない。なぜなら、光脱毛は構造上、永久脱毛にはならない技術だから。
これに気づくのに、自分は10か月かかりました。
この記事は、その10か月で気づいたこと、そして次に医療脱毛に移行して2年通った経験から見えたものを、丁寧に書き残したものです。今チョコザップの光脱毛を続けながら、「これでいいのか?」と少しでも迷ったことのある人に、判断の材料として置いておきます。
41歳でチョコザップに入会した、本当の理由
そもそもの話をすると、自分は脱毛のためにチョコザップに入ったわけではありません。
きっかけは、コロナ禍での体重増加でした。在宅勤務が標準になり、通勤がなくなり、身体を動かす機会が消えた結果、体重は80kgまで増えました。身長165cmで80kg。客観的に見て、明らかにデブでした。
人間ドックの結果は、なかなか正直でした。脂肪肝、コレステロール値の警告。医師からの結果フィードバックタイム後、看護師さんから生活指導を受けたとき、はっきりと言われたのを覚えています。
「運動だけで痩せるのは、ほぼ不可能ですよ」
ダイエットの本筋は食事管理です。それは分かった。でも、何かしら身体を動かす習慣は要る。そう判断して、一番ハードルの低いジムを探した結果が、チョコザップでした。月3,000円台、手ぶらで通える、運動初心者向け。
入会してしばらく経ってから、店内に光脱毛のセルフマシンが置かれていることに気づきます。ジムの会費の中に、追加料金なしで含まれている。
それまでの自分にとって、医療脱毛は完全に視野の外でした。クリニックのサイトを開いては、「6回パック20〜30万円」の文字を見て、ブラウザを閉じる。それを何度か繰り返していました。「別にやらなくてもいいことに、その出費は無理だな」と。
そんな自分が、ジムの会費に込みで光脱毛が試せると気づいたとき、「とりあえず触ってみるか」とチョコザップアプリから、脱毛室の予約を入れました。これが、3年強に及ぶ自分の脱毛史の入口です。
自己処理時代:アフターケアで皮膚科に通っていた頃の話
なぜ脱毛に飛びついたのかを書く前に、それまでの自己処理の歴史に少し触れさせてください。
体毛は濃いタイプでした。特にすね毛とVIO。とはいえ、大学生になるまで脱毛を意識したことはなかったです。男性が脱毛をするという発想が、2000年代当時はほぼなかった。
意識し始めたのは、夏にハーフパンツを履く季節になってからでした。剃刀でスネを剃るところから始まります。剃るとすぐ生える。動物のように、本当にすぐ生える。
20代後半から30代前半にかけて、市販のブラジリアンワックスを使っていた時期があります。ドラッグストアで数千円のワックスを買ってきて、休日の昼に部屋でやる。床に新聞紙を敷いて、瓶に入ったパテ状のクリームを脛に塗り、不織布のシートを貼って、ペタペタペタペタペタとつけていく。少し乾いたところで、ピッと剥がす。
10cm ×
20cmほどの小さなシートを、両足全体に施術するのは、想像以上に手間です。片足40分、両足で約2時間。剥がす力が中途半端だと毛が残るので、思い切ってビッと剥がさないといけない。
そして、ブラジリアンワックスには厄介な特性があります。途中下車できないんです。途中まで施術してしまうと、「片足ツルツル、もう片方ボーボー」の状態になる。だから「めんどくさい」という思考が途中で発動しない。やり切るしかない。
この自宅施術には、もうひとつ大きな問題がありました。
毛嚢炎です。
毛を強制的に引き抜くため、部位によっては毛穴が炎症を起こす。特に皮膚が柔らかい太ももやVゾーンは、施術後にニキビ状のポツポツが出ます。色白だと、これがやたらと目立つ。治っても色素沈着が残るので、皮膚科で抗炎症薬(ダラシンTゲルなど)を処方してもらい、色素沈着のターンオーバーを早めるためにハイドロキノンを自由診療で買い足していました。
自己処理は「無料」ではなかったわけです。皮膚科代と薬代で、地味にコストがかかっていました。
そして30代のある時期、付き合い始めた女性と初めて関係を持った時の話です、太ももを指されて、こう聞かれたことがあります。
「ねぇねぇ、それ、なんかの病気じゃないよね?」
自分では大して気にしていない、毛嚢炎の跡でした。「ああ、これ、ブラジリアンワックスで脱毛してて、ちょっと毛嚢炎になっちゃっただけ」と説明しましたが、相手はうっすら気にしているのが伝わってくる。長く付き合っている相手なら、自己処理の跡だと察してくれます。でも、まだ付き合い始めて間もない相手にとって、肌のポツポツは説明されるまで何の跡か分からない。気を遣わせてしまった、と思いました。
そのことがあって以降、ブラジリアンワックスはやめました。自己処理で得られるツルツルと、自己処理が残す跡。トータルで見たら、得をしていないと気づいたからです。
ただ、やめても解決はしない。剃刀での処理は続けるしかなく、毛は生え続ける。フローリングの部屋に住んでいて、クイックルワイパーをかけると、毎週、自分の毛が落ちている。これを定年まで続けるのか、と思っていた時期に、チョコザップの光脱毛が目の前に現れた、というわけです。
チョコザップ光脱毛、最初の体験
最初の予約は、よく覚えています。
個室に入ると、サングラスが常備されていました。「お、本格的だな」と思いました。マシンの前に立って、照射ヘッドを握る。
重い。
片手で持ち続けると、すぐに腕が痛くなる。両手で支えながら、足や腕に順番に当てていきます。1cm
×
10cmほどの長方形のヘッドを、肌に押し当てて、トリガーを引いて、ずらして、また当てて、を繰り返す。
施術中、音もそれなりに出ます。バチン、ドスン、バチン、ドスン、と光が照射される音。光脱毛なので痛みはそれほど感じませんでした。緩いゴムで弾かれた程度の感覚で、医療脱毛のように肌の奥がジンと熱くなる感じはない。当然です。光脱毛は、出力に制限がかかっています(これについては後述します)。痛みが弱いということは、効きも弱いということです。
最初の40分の施術を終えて、個室を出ました。汗をかいていました。「これが脱毛か」と、なんとなく感じたのを覚えています。当時の自分は、自分が数週間後に、この個室で蛍光ペンを握っているなんて、想像もしていませんでした。
1週間後、足が虎の模様になっていた
光脱毛が「何かしら毛根に作用する」ことを、自分の身体で確認したのは、最初の施術から1週間後でした。
足を見て、思わず声が出ました。
毛が、ヘッドの形のまま、虎模様に生えてきている。
正確に言うと、こうです。光が当たった部分は、毛が生えてくるのが遅れている。光が当たらなかった部分は、通常のスピードで生えてきている。結果として、足全体が、照射ヘッドの形のまま、生えている部分と生えていない部分のシマシマになっていました。
これを見て、自分は2つのことを同時に理解します。
1つは、光脱毛は確かに何か作用しているということ。「気のせい」や「プラセボ」ではない。物理的に、毛根に何かが起きている。
もう1つは、自分のセルフ施術には打ち残しが生まれているということ。プロが照射するのと違って、素人が片手でヘッドを動かすと、必ずどこかに打ち漏れが出る。そして、その漏れた部分は、容赦なく毛が生えてくる。
ここから、自分の几帳面さが、悪い方向に発動しました。
A型の几帳面な性格は、打ち残しを許せない。次回は絶対に虎の模様を作らない、と決めて、自分は工夫し始めます。光に反応しない薄いピンク色の蛍光ペンを買ってきて、施術前に皮膚にラインを書く。一回打ったら、ウエットティッシュでラインを少し消す。次の照射で打ち残しがないように、自分でグリッドを設計する。
施術時間は、長くなりました。準備込みで、毎回1時間かかるようになる。それでも、几帳面な性格は止まらない。次の週、その次の週、虎の模様を消すために、ライン引きと照射を繰り返しました。
そして、これを数か月続けます。
「俺の時給、もっと高くね?」と気づいた瞬間
数か月続けたある日、施術中にふと、頭をよぎりました。
「俺の時給、もっと高くね?」
会社員として、自分の労働時間には値段がついています。時給換算で考えれば、自分は1時間あたりそれなりの金額で働いている人間です。
それを、毎週1時間、自分でラインを引いて、自分で重い照射ヘッドを握って、自分の肌に打ち続けている。しかもその作業に終わりがない。なぜか?ここがポイントなんですが、光脱毛は永久脱毛にはならない技術だからです。
「もう少し続ければ、いつか永久脱毛になる」のではないんです。何回続けても、構造的にならない。光脱毛は、組織を破壊しない出力に制限されている技術なので、定義上、永久脱毛には到達できない。これは後の章で詳しく書きますが、自分はこの時、初めてそれを真剣に考えました。
時給換算で計算してみると、答えはほぼ一義的に出ました。自分の時間に値段をつけて計算すると、医療脱毛のほうが圧倒的にコスパが良い。光脱毛の「無料感」は、自分の時間を無料だと思っていることから来ている錯覚でしかなかった。
「ジムの会費に込みで、追加料金なしで全身脱毛が試せる」のではなかったんです。「自分の時間を毎週1時間以上投じて、終わりが来ない作業を続けている」というのが、正確な状態でした。
エニタイムフィットネスに移籍した日に見たもの
時給換算の気づきとほぼ同じ時期に、もう一つの気づきがありました。
ジムを変えたんです。チョコザップから、エニタイムフィットネスへ。
理由は、本格的に筋トレをしたくなったからでした。自宅から最寄りのチョコザップは小規模店舗で、トレッドミルが3台しかなく、自分が行く時間帯は埋まっていることが多い。本格機材も少ない。一方、エニタイムは月額9,000円以上しますが、勤務先の運動補助金が4,000円出ることが分かり、実質負担はチョコザップとほぼ同等で済む計算でした。
エニタイムに入会した初日、ロッカールームに足を踏み入れた瞬間、空気の違いに気づきました。
チョコザップは、ライト層が多いジムです。普段着や簡単なジャージで通う人が大半で、トレーニングウェアにこだわる人は少数派。雰囲気は、運動の習慣を作る場所として完璧でした。
エニタイムは、客層がもう一段違っていました。女性はガチのトレーニングウェアにスパッツ。男性はフリーウェイトゾーンで、肩や脇が見える薄着、ハーフパンツで肉体を強調している。AirPodsを耳に挿し、自分の身体に集中している。
カフェの比喩で言えば、マックやドトールに通っていた人間が、急にスタバに足を踏み入れた感じでした。MacBookを開く、開かない、というレベルで空気が違う。
そして、ロッカールームでも、トレーニング中の視界の端でも、自分はあることに気づきます。
みんな、毛がない。
みんなというのは言い過ぎかもしれませんが、腕も、脇も、すねも、あるはずの部位に、毛がない。最初は「もともと薄いのか」と思いました。でも、成人男性が、これだけの密度でみんな薄毛なはずがない。冷静に考えれば、答えはひとつしかありませんでした。ここにいる人たちは、ほぼ全員、何らかの脱毛をしている。それも、自分のような週1の光脱毛セルフ施術ではなく、医療脱毛で完了させた人たちです。(そんなわけはないのですが、当時の私はそう思っていました。)
その瞬間、自分の現在地を客観視できました。
チョコザップ光脱毛で数か月、自分は確かに薄くなっていました。チョコザップ時代の自分から見れば、目標達成レベルだったと思います。でも、エニタイムの環境に立ったとき、自分の現在地はまだ「途中」だった。標準のラインが、一段引き上がっていました。
意識の高い場所に身を置くと、自分の標準も引き上がる。これは自己啓発書の理屈ではなく、自分の身体で起きた現象でした。
「白髪になる前に」という、40代の合理的判断
時給換算の気づき、エニタイムでの気づき、この2つに加えて、もう一つ、自分を医療脱毛に押し出した理由があります。
これは、20代や30代の人にはピンと来ないかもしれない動機です。
医療レーザーは、毛のメラニン(黒い色素)に反応して、毛乳頭・毛母細胞を破壊します。逆に言うと、メラニンのない毛、つまり白髪には反応しない。これは医療脱毛の物理的な制約として、よく知られています。
40代に入った自分にとって、これは無視できない事実でした。今は黒い毛も、5年後10年後には白髪が混じっていく。今やらなければ、医療脱毛の効きが落ちていく。
さらにその先のことも、考えました。老いて介護を受けるフェーズが来たとき、体毛があると、介護する側にとっても自分にとっても、衛生面でも気持ちの面でも、面倒事が増える。
「モテたい」とか「清潔感」とか、そういう前向きな話ではないです。未来の自分のメンテナンスコストを下げるという、冷静な判断でした。毛が黒いうちに、医療脱毛で組織を破壊しておく。45歳で完了させておけば、その後の人生で再び自己処理に戻ることはない。
時給換算で、エニタイムの環境で、白髪のタイミングで。3つの理由が揃ったとき、自分は「次の段階に進む時期だ」と腹を決めました。
ここで、答え合わせ:光脱毛と医療脱毛は何が違うのか
ここまで、自分の体験を時系列で書いてきました。光脱毛で時給換算したらコスパが悪い、光脱毛は永久脱毛にならない、というフレーズを何度か使いました。
ここで、その背景にある事実を、答え合わせとして整理させてください。これを知っておくと、なぜ自分が医療脱毛に移行したのか、より腹落ちすると思います。
光脱毛と医療脱毛の違いは、よく「効きの強弱の違い」と説明されます。これは、半分正しくて、半分は不正確です。正確には、目的そのものが違う技術です。
| 項目 | 医療レーザー脱毛 | エステ・セルフ光脱毛 |
|---|---|---|
| 物理的な作用 | 毛乳頭・毛母細胞を破壊する | 毛根にダメージを与えるだけ |
| 生体への影響 | 組織が壊れるため毛が再生しない | 組織は生きており、時間が経つと再生する |
| 法律上の定義 | 永久脱毛が可能 | 一時的な「減毛・抑毛」 |
| 出力の制限 | 高出力(医療従事者のみ扱える) | 低出力(法律で制限) |
| 法的位置づけ | 医療行為 | 美容ケア |
医療レーザー脱毛は、毛を再生させる組織そのものを「破壊」します。組織が物理的に壊れるので、その毛穴から新しい毛は生えてこない。これが「永久脱毛」と呼ばれる根拠です。
一方、光脱毛は、毛根にダメージを与えるところまでで止まります。組織は破壊されない。生きている組織は、時間とともに再生する。だから、永久脱毛にはならない。
なぜ光脱毛は組織を破壊しないのか。これは技術の限界ではなくて、法律的な制約です。「強力なエネルギーを照射して毛乳頭等を破壊する行為」は厚生労働省によって医療行為と定義されており、医師や看護師がいる医療機関でしか実施できません。エステサロン、ジムのセルフマシン、家庭用脱毛器は、すべて「組織を破壊しない出力」に制限されています。
つまり、光脱毛とは「医療脱毛ではない方法で、できる範囲のことをやる」技術です。定義上、永久脱毛には到達できない構造になっています。何回通っても、何年続けても、原理的に到達できない。
これが、自分が数か月かけてようやく腹で理解したことでした。
なぜ医療脱毛は「5〜8回で終わる」のか
もう一つ、知っておくべき事実があります。回数の話です。
医療脱毛は、5〜8回で大半の脱毛が完了するとされています。一方、光脱毛は20回近く通っても「終わらない」という声がよく聞かれます。これは、評判や口コミの話ではなく、技術の構造から来る事実です。
医療レーザーは、1回の照射で組織を破壊する出力があります。だから、毛周期に合わせて照射を繰り返せば、5〜8回ですべての毛根を仕留められる。
光脱毛は、1回の出力が弱いので、組織を「弱らせる」ことしかできない。何度もダメージを重ねて、徐々に毛根の活動を低下させる必要がある。それでも組織自体は生きているので、いつか再開する可能性は残る。
「回数で見ると医療脱毛は短い」のは、出力が高いから「1回で仕留められる」からです。「光脱毛は何度通っても終わらない」のは、そもそも仕留めない設計だからです。
医療脱毛に踏み切るときの、最後のハードル
医療脱毛に移行すると決めた後、最後のハードルは価格でした。
クリニックのサイトを見ると、依然として「6回パック20〜30万円」のプランが目立ちます。一括20万円は、どうしてもブレーキがかかる金額でした。
ただ、よく見ると、大手医療脱毛クリニックの中には、パックではなく、単発・部位ごとの施術ができるプランを提供しているところがありました。
これが、自分にとっては大きなポイントでした。
「腕と足だけ、1回4万円程度で試してみる」ことができる。永久脱毛が、いきなり20万円ではなく、4万円から始められる。10か月かけてチョコザップの光脱毛で「光は確かに毛根に作用する」という効果は身体で実証済みだったので、より強い医療レーザーで効果が出ることに、もう疑念はありませんでした。
最初は、腕と足の単発から始めました。効果を確認したうえで、全身に広げる。VIOも、全身脱毛のオプションに含めました。これが、自分にとっての医療脱毛のスタートです。
数か月の光脱毛は、無駄だったのか
ここまで読むと、「最初から医療脱毛にすればよかったのでは?」と思うかもしれません。
そうは思わないんです。
光脱毛で数か月続けたことで、自分は3つを得ました。
1つ目は、「光は毛根に作用する」という事実を、自分の身体で実証したこと。これがあったから、医療脱毛の高額なパックに対する心理的なハードルが下がりました。「まったく未知の技術に20万円払う」のと、「効果のメカニズムを身体で理解した上で、より強い技術に投資する」のは、心理的にまったく違います。
2つ目は、自分の几帳面さや、施術への向き合い方を、自分自身が把握できたこと。蛍光ペンで皮膚にラインを引くようなことを、自分はやる人間だ、と分かりました。これは、医療脱毛に移行してからも、施術の打ち残しを意識する目線として活きています。
3つ目は、「光脱毛で十分な人」と「医療脱毛が必要な人」の違いを、実感を持って語れるようになったこと。今こうして、この記事を書いているように。
光脱毛は、「毛を一時的に薄くしたい」「自己処理の頻度を減らしたい」という目的なら、十分に機能します。チョコザップの光脱毛は、その目的に対して、コスト対効果は悪くないです。月3,000円台で、ジムにも通えて、光脱毛も付いている。これは普通に良い選択肢だと思います。
ただし、「毛を生やさなくしたい」「永久脱毛したい」という目的なら、光脱毛は構造的に達成できません。法律で組織を破壊できないように制限されている技術で、組織の破壊が必要な目的を達成することは、原理的にできない。これを目的にしているなら、医療脱毛しか選択肢はないんです。
自分は、「永久脱毛」を目的にしていることを、数か月かけて自覚しました。だから、医療脱毛に移行した。それだけのことです。
41歳から45歳までの3年強で、変わったもの
医療脱毛に移行してから、2年が経ちました。45歳になった今、自分の身体は3年強前の自分が想像していたものと、大きく変わっています。
体重は80kgから62kgに落ちました。体脂肪率は16.1%、腹囲は78cmまで絞れています。脂肪肝は完治し、コレステロール値は正常範囲に戻りました(むしろ低めの値で安定しています)。全身の毛は医療脱毛で処理され、自己処理の必要はほぼない。フローリングに自分の毛が落ちていることもなくなりました。
これは、何かひとつの劇的な決断によって起きた変化ではありません。チョコザップで運動の習慣を作り、エニタイムで肉体を作り直し、光脱毛から医療脱毛に移行し、食事を最適化した。それぞれの段階で、その時点で最適な選択肢を選んで、次の段階に進めるタイミングで、迷わずアップグレードしてきた結果です。
光脱毛から医療脱毛への移行も、その段階の一つでした。
3年強前の自分は、医療脱毛のサイトを見て怯んで、ブラウザを閉じていた。10か月後、光脱毛で「毛根に何かが起きる」ことを実証した自分は、医療脱毛の単発プランを4万円から試した。2年後、全身の毛は処理されている。
階段は、一段ずつ上がるしかないんですよね。一段目を踏まずに二段目には行けない。でも、一段目で立ち止まり続けると、二段目を上る機会を失う。
光脱毛は一段目でした。自分にとって、医療脱毛は二段目でした。
同じ場所にいる人へ
チョコザップの光脱毛を続けていて、「これでいいのか?」と感じた瞬間があるなら、考えるべきは一つだけです。
自分の目的は、「毛を一時的に薄くしたい」のか、それとも「永久脱毛したい」のか。
前者なら、光脱毛で十分です。チョコザップは良い選択肢だと思います。続ければいい。
後者なら、光脱毛で何回通っても、構造的にゴールには辿り着けません。法律で組織を破壊できないように制限されている技術で、組織の破壊が必要な目的を達成することはできない。これは、続ける期間や回数の問題ではなく、技術の構造の問題です。
医療脱毛は、自分が思っていたより、始めるハードルが低かったです。単発・部位別のプランで、4万円から始められる。「永久脱毛にどうしても20万円必要」というのは、思い込みでした。
10か月分の光脱毛と、2年間の医療脱毛を経て、自分が辿り着いた現在地は、3年強前には想像もしていなかった場所です。
階段の二段目に踏み出すかどうかは、最終的には自分の判断になります。判断の材料として、自分が10か月かけて理解したことを、ここに置いておきます。